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2017年07月号 うんちの話

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

地域先進医療学講座 客員助教 河合俊輔 医師(胃腸科)

みなさんは普段、ご自身のうんちを見ていますか?うんちは体の中の様子について多くの事を教えてくれます。胃腸科外来では色々な種類のうんちの話が出てきますが、色・形・硬さ…とバリエーション豊かです。今回はそれぞれのうんちについて簡単に紹介させて頂きます。

赤いうんち・黒いうんち…肛門に近い部位からの出血は赤く、胃・十二指腸といった口に近い部位からの出血は血液中の鉄分が変色し黒いうんちになります。出血の原因として、潰瘍やポリープ、痔、癌が見つかることもあります。他に、貧血のために鉄剤を内服している方も黒くなります。血尿や性器出血と間違えている場合もあります。

緑色のうんち…うんちの茶色の主成分は胆汁という分泌物の色です。緑色のうんちは胆汁中のビリルビンという成分の酸化によるもので、赤ちゃんに多く見られます。大抵が母乳の変化であり、多くの場合で異常ではありません。

白いうんち…米のとぎ汁のような白い下痢の場合、ロタウイルスによる胃腸炎が考えられます。その他、白いうんちが長く続く場合、前に述べた胆汁が体の中で上手く排出できていない可能性があります。胆汁が体内に貯まると黄疸といって、体が黄色になる変化が現れます。最近皮膚や目の白い部分が黄色くなっていませんか?心当たりのある方は病院で血液検査をしましょう。

硬いうんち…便に水分が足りない状態で、硬いままだと今後腸が詰まったり、腸を傷つけたりする可能性があります。うんちを軟らかくするお薬が必要かもしれません。

形のないうんち…いわゆる下痢です。消化不良や腸の動きの異常によることもありますが、症状が軽い場合はまずは食生活を見直してみてはどうでしょうか。

水のようなうんち…ノロウイルスなどによる胃腸炎の可能性があります。長く続く場合は脱水症に至る可能性があります。

胃腸科の私たちとしては、消化管の癌は見過ごせません。赤いうんち・黒いうんちが気になる方、私の胃カメラを飲んでみませんか?


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