2015年12月号 認定看護師について
[当院からのお知らせ/医療の現場から]

稲荷弘美 副院長
看護師の仕事にも様々な役割があります。
認定看護師の制度は、高度化・専門化する保健・医療・福祉の現場において、特定の分野で、熟練した技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができる看護師を必要とし、日本看護協会が平成8年に発足しました。
認定看護師とは、5年以上の実務経験の後(内3年は認定分野の実践が必要)、6~7ヶ月の教育を受講・卒業し、日本看護協会の認定試験に合格した看護師です。
あさひ総合病院では、平成25年7月に認知症看護の分野で、今年7月には緩和ケアの分野で認定看護師が誕生しました。現在2分野2名の認定看護師で、それぞれ日々の看護業務をしながら専門分野の活動も行っています。
認定看護師の役割は、①水準の高い看護ケアを患者さんおよび地域住民の方々に提供する役割②看護職・医療従事者に対し専門的知識を指導する役割③看護職・医療従事者の相談役です。
認定看護師の富山県内の人数は、平成27年11月現在では189人で様々な分野で活躍をしています。また現在、県内の認知症看護認定看護師は10人、緩和ケア認定看護師は33人が活躍しています
認定看護の分野は全部で21分野が制定されていますが、あさひ総合病院では今後も認定看護師を順次育成し、地域医療に貢献できる中核病院として努力して参ります。
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