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2015年06月号 ピロリ菌、もう調べましたか?

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 外科 三輪武史 医師

ピロリ菌は正式にはヘリコバクター・ピロリと呼び、らせん状の細菌です。テレビでもよく取り上げられるようになりましたが、胃に住み着き、胃潰瘍や胃癌の原因となることが分かってきました。ピロリ菌は主に幼児期に感染し、親から子供への口移し等によって感染します。ピロリ菌感染率は60歳以上では7~8割ですが、20歳代でも2割程度とされます。胃癌患者の99%以上がピロリ菌感染者であり、胃癌との関係は強いと考えられます。ピロリ菌を除菌することで、胃癌の発生リスクが低下すると考えられ、除菌が勧められます。以前は胃炎のみでのピロリ菌除菌は保険適応外でしたが、現在は保険での治療が可能となりました。

ピロリ菌を発見したのはオーストラリアのウォーレン博士とマーシャル博士の二人です。そもそも胃では強力な胃酸が分泌されているため、細菌が感染することなどありえないと考えられていました。しかしピロリ菌は胃酸を中和して生き残る事がわかったのですが、この事は当初全く信じてもらえませんでした。そこで彼らはなんと、自らピロリ菌を飲んで胃に感染することを証明しました。彼らの勇気がなければ、ピロリ菌の発見はもっと遅れていたことでしょう。

ピロリ菌除菌は内服治療で行い、通院治療となります。お気軽にご相談ください。


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