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2015年05月号 眼内レンズ

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 眼科 渡辺一彦 医師

眼内レンズとは、眼の中に移植される人工のレンズのことです。近年は白内障手術が多く施行されており、この眼内レンズが使用されていることを知っている方は多いのではないかと思われます。

生体には異物に対する拒絶反応があり、眼の中で生涯支障を生じない材質が必要で、その発見は偶然からでした。Ridley(リドレー)という英国人眼科医は、母国のパイロットが眼外傷を受けて眼内に飛入してしまった異物が、長期間何の刺激も生じなかったことに着眼しました。

その材質とは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)です。このPMMAを使い、眼内レンズを作製するに至りました。

白内障手術は水晶体というレンズが混濁したために、この眼内レンズに変換する手術です。この眼内レンズが水晶体の位置に固定される術式を1949年にRidleyが初めて施行しました。

眼内レンズは開発が進み、PMMA製では眼内レンズの大きさを超える切開創が必要でしたが、現在では折りたためられるアクリルやシリコン製のものが使用され、3mm未満の切開創で手術が可能となっています。種類もまぶしさが抑えられた着色レンズが日本で多く使用されおり、また乱視を矯正するものや、先進医療で保険適応外ですが、多焦点レンズ(遠近に焦点が合う)も使用されてきています。白内障以外でも強い近視がある方に対して、水晶体の前方に移植する眼内レンズも保険適応外で使用されています。

現代は医療の発達により患者さんにとって恵まれた眼内レンズが使用される時代となっています。


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