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2013年09月号 貧血の原因

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院内科 村上 純 医師(富山大学附属病院第三内科)

貧血は血液中の赤血球が減少(ヘモグロビン濃度12g/dL未満に低下)した状態をいいます。日本の成人女性の2割に貧血がみられます。ただし、めまいや倦怠感・頭痛など貧血の症状を来すのは7-8g/dL以下に低下した場合(女性の6%程度)です。

貧血の原因の多くは鉄欠乏であり、鉄剤内服にて1-2か月で回復する場合が多いのですが、過多月経を来す婦人科疾患(子宮筋腫・卵巣腫瘍)や消化器疾患(胃潰瘍・大腸癌)など内臓の重大な疾患が潜んでいる場合があります。

特に閉経後の高齢者や男性では、内臓の重大な疾患を検査することも重要です。

腎臓病や肝臓病、内分泌疾患などに伴う貧血は、二次性貧血と言われます。赤血球だけでなく白血球が減少すると感染症状による発熱があり、血小板が減少すると出血傾向が生じます。ビタミンB12欠乏は、胃手術後(5-10年後)、自己免疫胃炎による悪性貧血などにより起こり

ます。葉酸欠乏は、妊娠中または薬剤などでも起こります。尿が赤から黒色になる場合は溶血を疑います。

高齢者で汎血球減少(赤血球のみならず白血球も血小板も少ない状態)を来す場合は、骨髄不全などの血液疾患も考えられます。

貧血の原因を鑑別することは時に困難ですが、重大な疾患が発見される場合があるので、全身精査を勧められることもあります。


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