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2013年07月号 今と昔の健康観

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 内科 三浦太郎 医師(富山大学附属病院総合診療部)

みなさま、「健康」という言葉についてじっくり考えたことはありますか?実は、この「健康」、明治時代に作られた新しい言葉なのです。

江戸時代までの日本では健康に相当する言葉はどのような言葉であったのでしょうか?

「息災」や「養生」という言葉がそれにあたっていたと考えられています。では、どうして健康という言葉が新たに作られたのでしょうか?そこには、昔から日本にあった健康観と、新たに西洋から入ってきた健康観の違いがあります。昔から日本にあったものは「○○してはならない」「△△しすぎないようにしなければならない」というような体内にある元気を使いすぎないようにする、要するに「守りの健康観」であったようです。

翻って、現代はどうでしょうか?「○○をすると良いようだ」「△△を食べると身体に良いらしい」ということが思い浮かんだのではないでしょうか。テレビをつけても、健康食品や健康器具のコマーシャルを良くみかけます。いわゆる「獲得の健康観」です。

どちらの健康観も間違いではないと感じていますが、近年たくさん薬を飲んで安心してしまったり、何種類も健康食品を試して居られたりするように、「獲得の健康観」に私達も含めて偏りすぎているような危惧を感じています。時々、旧来の日本の健康観にそって「食べ過ぎではないだろうか?」「欲のままに行動しすぎているのではないか?」と時々立ち返ってみることもこれから必要となってくるのではないでしょうか。


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