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2013年05月号 ヘリコバクター・ピロリ感染症

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 外科 岡本政広 医師

胃内は胃酸により普通の細菌は生きていけませんが、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃粘液中の尿素を分解しアンモニアのバリアを作り、胃酸から自身を保護しています。感染経路は、乳幼児期の口からの侵入と考えられています。50代以上の感染率は50%以上ですが、衛生環境の整備された現在では感染率は低くなっており、20代の感染率は5%程度です。

ピロリ菌に感染すると、胃粘膜の炎症が起こり、炎症が持続することで胃粘膜が萎縮(老化)し、胃・十二指腸潰瘍や胃がんになりやすくなります。

胃・十二指腸潰瘍に対するピロリ菌の感染診断と除菌治療は、保険診療として行われていましたが、今年2月から胃がんの罹患率減少のため、新たにヘリコバクター・ピロリ感染胃炎が加わりました。

ピロリ菌感染の診断は、内視鏡検査時に胃粘膜をとって調べる方法、血液や尿中の抗体を調べる方法、便中の抗原を調べる方法、尿素呼気試験があります。除菌治療は、抗菌薬2種類と胃酸分泌を抑える薬の3剤を1週間服用します。主な副作用は下痢です。除菌治療後4週間以上経過した後に除菌判定を行います。除菌不成功の場合(約20%)は二次除菌を行います。

朝日町では、今年度胃がんリスク判定検査(血液検査)を始めます。精検が必要と判断された場合は、積極的に受診しましょう。

がん年齢とされる50歳以上の方は、除菌治療で安心せず、定期的内視鏡検査を受けましょう。


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