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2013年02月号 瞼(まぶた)が下がる

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 眼科 渡辺一彦 医師

起きている間、眼は絶えず無意識に瞬きをしています。瞬きは、眼球表面を潤わせ、乾きから防御し、反射によって異物の飛入を防いでいます。この瞼(上瞼)が次第に下がってくると視野を障害し、さらに悪化すると下がった瞼により視力障害が引き起こされることになります。瞼の下がりは通常加齢で生じますが、見かけ上は瞼が下がったように見えても加齢で余ってきた皮膚だけが眼の前に垂れ下がり、皮膚だけを持ち上げると眼が開いている「皮膚弛緩」という病態があります。この場合、単純に余った皮膚だけを切除することで治せます。

次に、上瞼を挙げる筋力の発達障害あるいは衰えで生じる「眼瞼(がんけん)下垂」があります。前者は、先天性眼瞼下垂であり、後者は、加齢変化やコンタクト装用などで起こります。先天性の場合は、生後からすぐに両親が気づくことができ、視力の発達に関わるため早期から眼科受診が必要です。後者は、筋力を上げる(戻す)ために、手術で瞼を挙げる上眼瞼挙筋を短縮させる必要があります。

また、近年ドライアイと間違えられやすかったりする眼瞼痙攣(がんけんけいれん)という病気があります。表情筋である眼輪筋の不随意的かつ間欠的収縮でおこり、瞬きがうまくできず、眼が開けられなくなります。治療には、ボツリヌスという毒素を注射します。

他にも、加齢の変化と思っていても重症筋無力症という神経筋接合部の病気であったり、急に生じた場合、脳動脈瘤などで動眼神経麻痺が生じて眼瞼下垂が生じることもあるため、瞼の異常を感じている方は眼科受診をお勧めします。


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