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2011年12月号 がんの自然史

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 外科 岡本政広 医師

人体は約60兆個の細胞から成り立っていますが、個々の細胞には1日5万から50万回の遺伝子(DNA)損傷が起こり、日夜修復されています。修復しきれなかった細胞は、細胞死を起こすか、免疫細胞(監視機構)により除去されます。

がんは遺伝子病と言われ、正常な細胞ががん細胞になるまで、いくつもの遺伝子(アクセルであるがん遺伝子やブレーキであるがん抑制遺伝子など)損傷が必要です。人体では、ほとんどのがん細胞は出来ては消滅を繰り返しています。しかし、細胞死に至らず、免疫監視機構をくぐり抜けて増殖するがん細胞があります。1個のがん細胞が診断可能な大きさ(1㌢、細胞数10億個)になるまで約10~20年かかると言われています。その後、大きさが倍になるのに3~6ヶ月程度要し、転移も起こり数年で死に至ります。

遺伝子損傷を引き起こす原因として、放射線、紫外線、喫煙、食生活(肉類、塩分、アルコールなど)、ウィルス感染などがあります。タバコを1日20本吸う人は、空間線量1時間当たり28マイクロシーベルトの場所(11月1日現在の福島第一原発警戒区域での空間線量は1時間当たり0.5~64.8マイクロシーベルト)で暮らすリスクと同じであると言われています。生活習慣をもう一度見直してみましょう。


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