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2011年11月号 食道がんとお酒

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 胃腸科 植田 亮 医師(富山大学附属病院)

食道がんは飲酒と強く関連している事が知られています。また、食道がんのなりやすさは飲む人の体質によって違う事が最近の研究で分かってきました。

アルコールは体内に入ると、食道がんの原因となるアセトアルデヒドとなり、次いで酢酸に分解されて無毒化します。このときに働く酵素は体質により3段階の強さがあることが分かっています。酵素の働きが『ない』人は全く飲めませんが、働きが『弱い』人は飲酒を繰り返す事により体がアセトアルデヒドに慣れ、多量にお酒を飲めるようになります。ある研究では酵素の働きが『弱い』人がアルコールを習慣的に飲んだ場合、食道がんの危険性は『強い』人の7倍、飲酒しない『弱い』人の77倍になると報告されています。

つまり、もともとコップ1杯のビールでも顔が赤くなるような『弱い』人が習慣的にお酒を飲んだ場合、お酒に『強い』人が習慣的に飲むよりも食道がんの危険性が高まります。もちろん、『弱い』人はお酒を習慣的に飲まなければ、食道がんになりやすいという事はありません。したがって、自分の体質を良く理解してお酒と付き合う事が重要です。危険性が高いと思われる人は検診を検討ください。


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