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2011年04月号 胃がんとヘリコバクター・ピロリ菌

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 胃腸科 折原正周 医師(富山大学附属病院)

胃に感染するヘリコバクター・ピロリ菌は、胃がんを引き起こす要因の一つとされています。

昨年、日本ヘリコバクター学会が、すべてのピロリ菌感染者に対して除菌を勧める指針を公表しました。ピロリ菌はらせん状の形をした細菌で胃の粘液に住みます。感染すると、慢性胃炎を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になります。また、ピロリ菌が胃がんを引き起こすことは、今ではほとんど疑いのない知見となっています。

しかし、ピロリ菌感染者で胃がんを発症する人の比率は必ずしも高くなく、このため、すべての感染者に除菌を推奨する指針に対しては慎重な意見もあります。

現在、非常に矛盾する話ですが、除菌治療に健康保険が適用されるのは、胃潰瘍と十二指腸潰瘍がある人などで、胃がん予防などのために実施すると全額自己負担となります。 

今後、ピロリ菌感染率の高い団塊世代の胃がんの増加が見込まれます。胃がんで死亡しないための具体策として、ピロリ菌感染の有無と胃の粘膜の状況を調べることが大切です。胃がんになりやすいとの結果が出た人には、ピロリ菌除菌やその後の定期的な胃カメラによる検診をお勧めします。


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