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2009年06月号 麻疹(はしか)について

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 小児科 大井 仁 部長

麻疹は昔から“命定め”といわれ、重い病気の一つに挙げられ、現在でも命に関わる重要な病気です。

症状の始まりは、咳(せき)・発熱などで、普通のかぜと区別できません。その後、いったん熱が下がりかけ、再び熱の上昇とともに発疹が出てきます。顔から始まる発疹は次第に全身に広がり、色もくすんできて見た目だけでも重症感が漂います。熱も40℃近くの高熱となり、食欲や元気がなくなり、点滴や入院が必要となることも珍しくありません。麻疹のみでも発熱が約1週間持続しますが、中耳炎や肺炎の合併により発熱が長期にわたることもあります。発疹は少し色を残して次第に薄くなっていきます。

麻疹は重症な病気で、脳炎や肺炎が原因で、この日本でも毎年死亡する子どもがいます。麻疹は麻疹ウイルスの飛沫感染によって起こるのですが、伝染力が強く、発疹がでる前にもうつるため、集団や家庭では感染を防ぐことは不可能です。治療もウイルスの特効薬がないため、対処療法だけとなってしまいます。もちろん対処療法ですから、いったん発症してしまえば症状を軽くすることはできません。

現在最も確実な方法は、予防接種です。1歳を過ぎているのにまだ予防接種が済んでいないお子さんは、速やかに受けることをお勧めします。


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