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2009年03月号 蛋白尿(たんぱくにょう)について

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院内科(腎臓・透析) 中川 泰三 医師 (富山大学)

健康診断でおなじみの「検尿」ですが、検査の後「蛋白尿」、「尿糖」、「血尿(潜血)」などの項目が通知されます。「尿糖」、「血尿」は何となく分かりますが、では「蛋白尿」はどんな意味があるのでしょうか?

元気な腎臓から一定以上の蛋白質がもれ出ることはないので、持続する蛋白尿は腎臓病のサインです。腎臓の検査として血液検査でクレアチニンというものをよく測っており、しばしば病院でも腎機能の目安にしています。しかし腎臓のダメージを検出する敏感さでは、蛋白尿の方が実はずっと優れています。腎臓は尿を作ることで体をきれいにし、ミネラルや血圧を調節しており、腎機能が極端に低くなると透析療法が必要になります。透析患者さんは現在、全国で既に約27万人おられます。慢性腎臓病の特徴は、初期には症状が全くなく、かつ慢性に低下した腎機能は回復が極めて難しいことです。その早期発見の最大の手がかりこそ蛋白尿なのです。

日本腎臓学会の慢性腎臓病診療ガイドでは、蛋白尿(2+)、あるいは血尿(1+)以上を伴った蛋白尿は、かかりつけ医から腎臓専門医を紹介してもらうタイミングである、とされています。今年の検尿の結果はいかがでしたか?


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