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2009年02月号 やけどのはなし

[当院からのお知らせ/医療の現場から]

あさひ総合病院 皮膚科(富山大学) 松井 恒太郎 医師

皮膚科外来の患者様、特に月曜日の方には、いつも待ち時間が長くご迷惑をおかけしております。この場を借りてお詫び申し上げます。また、たくさんの患者様に受診いただき大変感謝しております。

さて今回は、やけどに関する話です。やけどは軽いものも含めると、大人ならだれでも一度は経験したことがあるありふれた外傷だと思います。一概にやけどといっても、その傷害の深さにより治り方や治療法が異なりますが、今回は解剖学的な傷害の深さによる治り方の違いを簡単に説明します。

皮膚には、皮膚の再生をつかさどる細胞(基底細胞)が存在します。これを越えて内側にやけどが及ぶと水ぶくれができ、基底細胞が死んでしまいますが、毛の近くとやけどした周りの基底細胞が皮膚を再生していくのです。毛の根っこまでやけどしてしまうと傷あとが残り、治るのに時間がかかります。基底細胞は毛に沿って深く入り込んでおり、皮膚が深いやけどになっても基底細胞が全滅しないようにできています。今回の話で、毛の意外な役割をご理解いただけたらと思います。

次に、やけどにならないための予防の話です。まず、4,5歳ぐらいまでの小さなお子さんの手の届くところには、基本的に熱いものを置かないことが原則です。もう少し大きくなった子どもさんには、炎や熱湯が危険であることをきちんと教育しましょう。これが子どものやけどを防ぐ第一歩です。またこの寒い冬の時期には、あんかやカイロを使用することが多くなります。これらを使用するときには直接肌にあたらないようにしましょう。40℃ぐらいの熱く感じない温度であっても、長い時間同じ場所にあたることでやけどになってしまいます。これを低温熱傷といいます。低温熱傷は気付かないばかりに深いやけどになることが多いので注意しましょう。


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